太陽光パネル設置前 瓦葺き直しのご紹介
- 2022.04.01
太陽光パネル設置前におこなう日本瓦の葺き直し工事をご紹介いたします。
この工事は、湿式工法の瓦屋根に太陽光パネルを設置する際に必要な工事になります。
少し特殊な工事ですが、弊社では、現在までに100棟以上、この工法で工事をさせていただきました。
そもそも太陽光パネル工事は、新築だけでなく既築の物件でも設置することが出来るのですが、和風建築に採用されている日本瓦の場合で、
瓦の下に赤土を置き、葺きあげてある工法(湿式工法と言います)の場合、各太陽光パネルメーカーの施工マニュアルでは、不可となっております。
これは、強風の影響で瓦が飛散する可能性が高く、それが原因でパネルまで影響を受けると考えられているからです。
乾式工法の場合は、1枚の瓦に対し、必ず1本以上の釘やビスで瓦を固定するために、瓦が飛散する可能性が無くなるために、太陽光パネルを設置する場合には、乾式工法に変更しなければならない、という理由があります。
今回の内容は、湿式工法から乾式工法に変更する手順に沿ってご説明いたします。
施工前
太陽光パネルの設置場所を確認し、工事箇所を割り出します。
瓦・赤土・杉皮除去
太陽光パネルを設置する面積より、一回り大きい面積の瓦・赤土などを撤去しました。
下地合板・ゴムアスルーフィング貼り
太陽光パネルを設置する下地は、合板張りが必須なので、下地合板を貼り、ルーフィングを貼りました。
瓦用桟木
瓦を留めつける桟木を施工しました。防腐処理済の桟木なので安心です。
瓦葺き
既存の屋根との繋ぎの列は多少の段差が生じますので、モルタルを使用し、不陸を無くします。
完成
完成です。
一見、何が変わったのか判断は出来ないと思いますが、太陽光パネルを設置する場所の下は、湿式工法から乾式工法に変更したのがご理解していただけたと思います。
次は、太陽光パネルを設置する工事に移ります。今回は瓦の工事のご紹介でした。
【 森亀 】では、累計300棟以上の太陽光パネルを設置する工事をさせていただきましたので、知識・経験も十分に工事をさせていただきます。
太陽光事業にご興味のあるお客様がみえましたら、お気軽にご連絡ください。お待ちしております。ありがとうございました。