平板瓦への葺き替え工事のご紹介
- 2022.06.01
瓦の葺き替え工事をさせていただきましたので、工程順にご紹介させていただきます。
築70年ほどの物件で、使用されている瓦は燻し瓦です。
桟瓦のズレや割れが多く見受けられ、今後も安心して暮らしていただく最善の工事は葺き替え工事だということでご依頼いただきました。
今回、使用する瓦は、鶴弥製のスーパートライ タイプ③ 銀鱗色です。
この瓦は一般的に使用される瓦の性能は勿論のこと、尚且つ緩勾配の屋根でも施工が出来る瓦です。雨取りの良い瓦ということです。
工程順にご紹介します。
まずは、施工前
既存の瓦・赤土の除去
瓦と赤土を分別し、廃棄処分します。
下地合板貼り
下地用の合板を垂木に留めつけます。これでしっかりとした屋根下地が出来ました。
ルーフィング貼り
このルーフィングは、ゴムを含有しており破れにくく、止水性能が優れています。
桟木施工
瓦を引っかけ、釘で留めつける桟木です。防腐処理が施されています。
瓦葺き
完成
これで全ての工事が完了しました。
最後に、【 森亀 】のこだわりの工事をご紹介します。
破風板の内側より、雨返しの板金を施工しています。このような袖瓦と棟瓦の繋ぎの部分が
一番雨漏りがしやすいので、施工のマニュアルにはない丁寧な工事を心掛けています。
棟瓦の止めの部分です。通常は、モルタル仕上げで終わる箇所ですが、
万が一を考え、スレート瓦を加工し、止めの蓋を作りました。雨水の侵入を防ぐ有効な工事内容です。
以上が葺き替え工事のご紹介でした。お客様には分かりにくい箇所にも、随所にこだわりの工事内容を詰め込んでおります。
仕上がりの美しさは勿論ですが、絶対に雨漏りがしない瓦屋根のご提供が、【 森亀 】の強みでもあります。
工事は、【 瓦葺き技能士 】の資格を有するスタッフが責任をもって、そして創業120年で培われた技術力で工事を進めます。
屋根のリフォーム工事をお考えのお客様がみえましたら、お気軽にお申し付けください。
今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。