蔵の屋根瓦の葺き替え工事
- 2022.09.01
蔵の屋根瓦の葺き替え工事をご紹介いたします。
築120年経過した蔵です。蔵は日本特有の建物で、一般の長屋とは異なり、赤土で作られた壁が30センチ以上もあり、夏は涼しく、大切なものを保管するには適しています。
とても贅沢な普請で、新築工事をされるお客さまは、なかなかお見えになりません。
葺き替え前です。
燻し瓦の本葺き仕様です。瓦が全的的に下がっており、軒樋に雨水がうまく入っていません。瓦自体も耐用年数を超えて、いたる所で割れたりしています。
今回は、湿式工法から乾式工法に変更に変更し、葺き替え工事を進めます。
瓦と赤土の撤去です。
平瓦と丸瓦で構成される本葺き仕様は、赤土の量も通常の倍近くあります。
工事完了です。
工事が完了しました。
工事内容です。
特選燻し瓦 53枚判使用、中付け袖+紐丸2列 角張鬼9寸跨ぎ足付き+丸に三つ柏家紋入り
今からの100年、またこの蔵を守り続ける屋根が出来ました。
【 森亀 】は洋風建築だけでなく、このような技術を要する和風建築も大変得意としております。
蔵のリフォームをご検討されているお客様がみえましたら、お気軽にお問い合わせください。
この度はありがとうございました。