瓦屋根リフォーム工事のご紹介(カラーベストから平板瓦へ)
- 2023.01.01
瓦屋根のリフォーム工事のご紹介をさせて頂きます。
カラーベストから平板瓦へ葺き替えをさせていただきました。カラーベストは焼成した瓦ではなく、スレートを成型した瓦で初期コストは安価になる商材で、大変多くの物件で採用されている瓦です。ただ耐用年数が短く、10年に一度塗装工事をおこなわなければ長持ちしないデメリットがあります。
焼成した平板瓦や和瓦などは50年以上もの耐用年数があるので、初期コストは高くなりますが長い目でみれば、こちらの方がお得な商材だと思います。
今回の物件は、築20年ほど経過した物件で、今後も安心して暮らせる、メンテナンス費用が掛からない商材をご希望でしたので、平板瓦を採用していただきました。
使用した瓦は、鶴弥社製 スマート(銀鱗色)です。この瓦は、緩い屋根勾配にも対応している瓦なので、安心です。
それでは、工事内容を順を追ってご紹介します。
施工前
雨漏りはしていませんが、所々の瓦にヒビが入ったりしています。色あせも確認できます。
既存の瓦の除去
クレーン車を用意し、大人数で解体工事を進めます。ご近所様にもご迷惑を掛けてもいけませんので、埃のする仕事は1日で済ませます。
また、スレート瓦で問題なのが、アスベストの含有の有無です。アスベストが含有していると、廃材処分費が高額になります。今回の物件では事前の調査で
含有していないことが分かっていた為に廃材処分費も安価で済みました。
ルーフィング貼り工事
改質アスファルトルーフィングを施工しました。従来のルーフィングにゴムが含有されているので、防水性や耐久性が格段に向上しています。
軒部瓦座と板金の施工
瓦座は、人口木を使用します。腐ることが無いので安心です。また、軒先の水切りは物件ごとに合った形状の物を作成し工事を進めます。
瓦葺き 荷揚げ
軒部の瓦は、3か所釘止めです。瓦上部にあるフックに上段の瓦が引っ掛かる構造で、データ値では、風速110mまで飛散することは無い瓦です。
完成
棟瓦や袖瓦はステンレス製のゴムパッキン付のビスで留めつけます。スマートは瓦の表面に段差や柄が無いために、葺きあがりはスッキリと飽きのこないデザインになっています。この瓦には、遮熱塗料が塗布してある色もあるので、人気の商品です。メンテナンスも不要なので、お勧めの瓦です。
今回は、平板瓦へのリフォーム工事のご紹介でしたが、多種多様な商材があるので、お客さまのご要望やご予算、立地の条件などで、いろんなプランをご紹介をさせて頂きます。現地調査やお見積作成費は勿論無料で対応しておりますので、リフォーム工事をお考えのお客様がみえましたら、お気軽にお問い合わせください。
創業120年の森亀が皆様の安心して暮らせる住環境をご提供いたします。
ありがとうございました。