瓦屋根リフォーム工事のご紹介 (和瓦から平板瓦へ)
- 2023.12.01
先日、工事を完了いたしました瓦屋根リフォーム工事のご紹介です。
築40年以上経過した、陶器和瓦の物件です。この物件に仕様されている瓦は、愛知県産の三州瓦ですが、瓦の行儀が良くないのと、葺き方のまずく、強風を伴う雨の時は、色んな箇所から雨漏りが発生していました。都度、バケツなどでしのいで頂いていた訳ですが、このままでは今後も安心して暮らせないとご連絡をいただきました。雨漏りがするということは、いずれ下地の木材(野地板や梁、桁など)も腐らせてしまいます。
極力メンテナンス工事が要らず、耐用年数が長い商品をお考えでしたので、平板瓦をご提案し、採用していただきました。葺き土を使わず、1枚の瓦に対し必ず1本以上の釘やビスで下地木材に留めつけるので、台風対策も万全です。
それでは、工事の流れでご説明させていただきます。
まずは、現状の状態です。
色んな物件を工事させていただきますが、陶器瓦の耐用年数はおよそ50年位だと感じます。瓦によっては、防水性が低下し、全ての瓦が雨水を吸うケースもありました。
案の定、桟瓦をめくってみると、中の赤土が湿っていました。瓦の性能の限界です。
既存の瓦・赤土・杉皮の除去工事です。
クレーン車を使い、1日でこの工事は済ませます。埃の出る仕事は、お近所の皆様にもご迷惑を掛けるので、最短で工事を済ませます。
下地合板の工事です。
下地合板を屋根全面に貼り終えました。
ルーフィングの施工です。
ゴムが含有している耐用年数の長いルーフィングです。
軒先の水切りなどの工事です。
ルーフィングの下に、軒先水切りを施工し、瓦座を留めつけました。桟木は、防腐処理済の製品です。
瓦葺き工事です。
ステンレス製の釘で1枚1枚下地木材に留めつけます。データ値では、風速110メートルまで対応するので安心です。
使用した瓦は、鶴弥製スーパートライ タイプ③ 銀鱗色です。緩勾配対応の瓦なので、弊社お勧めの商材です。
完成です。
この瓦は、独自のデザインで、仕上がりがとても美しいです。和瓦からリフォームには大変似合う商材です。色もいいですよね。
工事期間は、約1週間で仕上げさせて頂きました。これで雨漏りの心配も無くなりました。
【 森亀 】では、このような屋根瓦のリフォーム工事を多数手掛けております。焼成した瓦は勿論のこと、スレート瓦や板金瓦などを使ったリフォーム工事も対応可能です。お客様のご予算や、今後の人生プランなど詳しくお聞かせいただいた後に、ベストなご提案をさせて頂きます。お見積りは無料ですので、お気軽にお問い合わせくださいませ。
今後もよろしくお願いいたします。ありがとうございました。