瓦葺き替え工事のご紹介 (築100年超えの古民家物件)
- 2024.03.01
築100年超えの物件をリフォーム工事をさせて頂きましたので、ご紹介させていただきます。
数多くリフォーム工事をさせて頂いておりますが、築100年超えの物件は久しぶりに工事をさせて頂きました。築50年の物件と築100年超えの物件での工事難易度の違いは、木工事の難しさだと感じております。比較をすると、基礎工事の違いが大きく、現在のようなベタ基礎などが無い時代は石の上に柱を立てているために、床や柱が真っすぐの状態ではない為に、屋根下地にも大きく影響し、屋根下地の不陸が大きくなっているためです。また、新築当時は真っすぐな木材も、ひねりが出たりするために、修正工事が難しいことが挙げられます。
【 森亀 】では、このような難しい木工事も自社施工し、瓦工事を進めます。短納期で仕上げられることや、工事費用を抑えることができるメリットがあります。瓦工事を知り尽くしたからこその、工事内容ですので安心してお任せくださいませ。
それでは、工事の施工順にご紹介させていただきます。
施工前です。
和風建築で意匠性の高い仕上りです。残念ですが、瓦の耐用年数は超えています。
既存の瓦・赤土の撤去工事です。
瓦と赤土を分別し、産業廃棄物として処分します。
下地合板貼り工事です。
下地の不陸を無くすために、スペーサーを噛まし、レベル調整をしながら工事を進めます。
ゴムアスファルトルーフィング貼り工事です。
耐用年数が長いルーフィングです。手で破ることは困難な商品です。
鼻隠しや瓦座などの木工事です。
特に軒部は不陸が大きいために、鼻隠しの板を真っすぐに施工します。この工事が一番神経を使います。
桟木施工や荷揚げ工事です。
下地合板だけで不陸が取れなかった箇所は、桟木でも不陸調整をおこないます。
瓦葺き工事です。
鶴弥製スマート(遮熱瓦)を採用していただきました。フラットな形状のために葺きあがりがシンプルです。
完成です。
工事期間は、約1か月。瓦・赤土撤去から瓦工事完了まで全て自社施工での工事内容でした。
【 森亀 】では、瓦の葺き替え工事を大変得意としております。勿論、新築工事から雨漏りの修理工事まで幅広く対応しておりますので、屋根のことでお困りの方がみえましたら、創業120年越えの実績を持つ【 森亀 】をご用命くださいませ。
今後とも宜しくお願い致します。ありがとうございました。