ずさんな工事の紹介
- 2021.02.08
台風被害に遭い、お問い合わせをいただきました。
数多くの屋根瓦を修理させて頂いておりますが、こんなずさんな工事は初めて見ました。
被害状況です。
築20年ほどの物件です。
棟部には、1段のし瓦を葺き、その上に丸瓦を施工してあります。飛散防止用の銅線が巻かれているように見えますが、丸瓦を巻いてあるだけで、
強風に耐えられる施工方法ではありません。只、瓦が葺いてあるだけ、置いてあるだけ、そんなずさんな工事でした。
お客様が気の毒でならない、そんな施工方法でした。
修理の内容として、シンプル工法での工事内容をご提案しました。今後、強風にも耐えることので出来る、安心して暮らせる工法です。
施工中の写真です。
既存の瓦と赤土を除去後、傷が付いたり、割れた瓦を交換し、ステンレス製の強力棟金具を隅木(下地木材)に留めつけ、
防腐処理済の垂木を金具に留め、撥水性モルタルを使用し、丸瓦を葺きます。
工事完了写真です。
この工法は、全日本瓦工事業連盟が定める、【 瓦屋根標準設計・施工ガイドライン 】の工法で、現在考えられる工法で一番安心していただける内容です。
丸瓦をステンレス製ゴムパッキン付きのビスで防腐処理済の垂木に留めつけていますので、強風に耐えられる工法です。
【 森亀 】では、この工法を推奨し、工事内容をご提案させていただきます。
また、瓦屋根診断士の資格をもった瓦屋根のスペシャリストがお客様のお屋根の点検をし、現在の状況そして間違いのない工事内容をご説明いたします。
勿論、瓦屋根診断そして見積は無料となっておりますので、お気軽にお問い合わせください。