瓦屋根の雨漏りの原因とは
- 2025.04.20
瓦屋根は耐久性が高いものの、経年劣化や施工不良などによって雨漏りが発生することがあります。
瓦屋根の雨漏りの原因となるものには、瓦のズレや割れ、防水シートの劣化、屋根の頂上部分の不具合、屋根周りの板金の劣化などその原因はさまざまです。
瓦がズレたり割れたりすると、その隙間から雨水が侵入し、下地の防水シートを傷めて雨漏りの原因になります。特に強風や地震の影響で瓦がずれることがあり定期的な点検が必要です。
瓦の下には防水シートが敷かれていますが、このシートが劣化すると雨水を防ぐ力が弱くなり、屋根裏に浸水します。築20年以上経過した家では、防水シートの劣化が雨漏りの原因になりやすいです。
屋根の頂上部分は、風雨の影響を受けやすく、ここに不具合が生じると雨水が侵入しやすくなります。特に棟瓦の固定が甘くなっていると、瓦が動き雨漏りの原因になります。
このほかにも、瓦の隙間や屋根の端には、雨水を防ぐための板金が使われています。この板金が錆びたり、コーキングが劣化すると、そこから雨水が侵入して雨漏りを引き起こします。
また、雨樋と呼ばれる雨水を流す部分にゴミが詰まったり、金属部分が錆びたりすると、水が適切に流れずに溜まり、雨漏りが発生することがあります。