棟瓦(洋瓦)の修理のご紹介
- 2023.04.01
今回は、棟瓦(洋瓦)の修理のご紹介をさせていただきます。
洋瓦の棟部は、一般的に丸瓦や冠瓦のみを地瓦の上に被せるものが一般的です。その丸瓦や冠瓦の下には瓦が飛散しないように留めつけられる垂木などが事前工事で仕込んであるのですが、その木材自体が腐ってしまった場合はどうなるのでしょうか?また、どのような物で留めつけると効果的なのでしょうか?今回はその辺りに注目して解説してまいります。
築30年以上経過した棟瓦です。
棟瓦を留めつけている釘が10ミリ以上浮き上がっているのが、確認できます。このレベルになると、くぎ抜きを使用しなくても、手で簡単に抜くことが出来ます。簡単に言うと、強風の影響で飛散する可能性が大であるということです。今まで飛散しなかったことが不思議でもあります。
棟瓦をめくった状態です。
瓦の下にある木材です。合板なので、熱や湿気の影響でボロボロになっています。この状態では釘が浮くのは当たり前です。
色んな施工方法があるのですが、基本の考え方としては
①瓦が飛散しないこと ②雨漏りがしないこと ③長年メンテナンス工事が要らないこと
そのことを考えると、当時の施工方法には問題が多くあるのがわかります。
現在、主流の工事施工方法
下地木材に強力棟金具を取り付ける、(ステンレス製)
垂木を強力棟金具に留めつける(防腐処理済)
撥水性モルタルを塗り上げ、雨水の侵入を防ぐ
工事完了です
垂木に対し、ステンレス製ゴムパッキン付ビスで留めつける。ゴムを若干潰すことにより、雨水の侵入を防ぐことが出来ます。
また、必要な場合は棟瓦の継ぎ手にコーキング処理をおこなう。
このような工法は、現在では瓦製造メーカーからの施工マニュアルに記載されている事項です。
【 森亀 】では、必ず施工マニュアルの手順通り+オリジナルの施工方法を駆使し、お客様の大切な家の屋根工事を進めてまいります。
1軒1軒、手を抜くことせず同業他社よりもワンランク上の工事を手掛けております。新築工事はもとより、雨漏り工事も得意とし、お客様にご満足いただけるように
これからも頑張ってまいります。
屋根のことでお困りな方がみえましたら、【 森亀 】にお気軽にお問い合わせください。
ありがとうございました。